失格裁定が出たタイミング= 「プレーオフ 決勝戦」バトル開始前のデッキチェック時

当該プレイヤーのデッキは、《竜の託宣》3枚のスリーブのみが他のカードのスリーブと比べて長く、視覚的にも、デッキを触った際にも、明確に他のカードとの区別がつく状態でした。
特定のカードを不正に操作できたり、場所の情報を把握できる状態は、ゲームの公平性を大きく損なう不正なものです。

併せて、《竜の託宣》はドラゴンクラスにおける重要なカードの一つであり、そのカードが明確に他のカードとの区別がつく状態にあったことから、当該プレイヤーが意図的に不正行為を行ったと判断しました。
以上の不正行為を行っている状態に対して、失格の裁定を下しました。

さらに、当該プレイヤーは他にも不正行為の嫌疑がありました。

大会開始前に行ったデッキリスト登録ではエボルヴデッキについて「《神龍》3枚・《ダークドラグーン・フォルテ》1枚」といった内容が登録されていましたが、実際に当該プレイヤーが使用していたエボルヴデッキの内容は「《神龍》2枚・《ダークドラグーン・フォルテ》2枚」と事前のデッキ登録とは異なるものでした。

こちらの内容について、当該プレイヤーは予選ラウンドの最中にジャッジに対して「デッキの登録が間違っていたら、どんなペナルティが出ますか?」といった質問を行っており、「今日の大会は、デッキ登録と異なる状態のデッキを使うことが出来ない大会である」ということを十分に認識した上での不正行為だった可能性がある状況でした。