8月10日、楽天グループは2022年度第2四半期決算を発表した。
携帯電話の基地局建設の先行投資などが響き、1~6月期の純損益は1766億円の赤字となった。
赤字額は中間決算として過去最大。モバイル事業の営業赤字は2593億円だった。

5月に「月額0円プラン」の廃止を発表した楽天モバイルの契約数は、6月末時点で477万件と、4月末と比べて23万件減少した。
三木谷浩史会長兼社長は、解約したユーザーのうち8割が「0円(月間データ利用量が1GB未満)ユーザー」だったことを明かし、こう述べた。

「最初は大盤振る舞いしないといけなかったが、これからは適正な売り上げをあげていくため、大きな舵を切った。今後も一定の離脱があるかもしれないが、収益の改善がおこなわれていくと思っている」

とはいえ、楽天グループの見通しは明るくない。