60代の女性。30代で離婚しました。息子がいますが、現在は外国で働いているため、一人で生活しています。

 若い頃から、自分はたくさんの友達に恵まれていると思っていたのですが、この年になって、それは勘違いだったということに気づきました。

 私はこれまで、友人から相談を持ちかけられた時は、親身になって考えてきました。愚痴であっても、何時間もつきあうことがありました。

 ところが、最近、私の悩みを聞いてもらおうとしたら、どの友人も途中から自分の話ばかりするのです。母の介護についても、大事なパートナーが急逝したことについても、相談している途中でさらりとかわされてしまいました。心が穏やかになる慰めの一言が欲しかっただけだったのですが、何も返ってきませんでした。

 いったい今までの付き合いは何だったのか、自分の話を聞いてくれる友人などいなかったのかと、がっかりしています。心の持ちようをアドバイスしていただけると助かります。(埼玉・S子)
https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20220816-OYT8T50063/