高松商では3年生になると「企業研究」という課題が出る。希望する職種や会社を広く理解するためのもので「ドラフト1位でのプロ入り」を目標に掲げる浅野は、もちろんプロ野球12球団を調査。その志は良かったが、研究報告ではなぜかウキウキで担当教員に「ヤクルトはヤクルト飲み放題」「ロッテはお菓子食べ放題」という無邪気全開のレベルに終始。課題の目的が、企業の理念や社会貢献活動といった本業以外の存在意義などを知ることだっただけに「やっぱり浅野はかわいいなあ」と、ある意味〝期待を裏切らない報告〟に教員たちの間で平和な空気が流れたという。

浅野はロッテに入る気満々なんだが?