0001それでも動く名無し
2022/08/19(金) 12:30:04.58ID:73xOWcrZx小学校の図書室にあった漫画「はだしのゲン」に大きな影響を受けました。自分たちの曲にも「ゲン」が登場します。身内に被爆者はいませんが、原爆投下のことを当たり前に考えてきました。
核兵器が使われたらどうなるか、世界はどこまでわかっているのかな。
ハリウッド映画を見ていると、「なめてない?」って思うことがよくあります。
「インディ・ジョーンズ」で主人公が冷蔵庫に入って核爆発から助かるとか、「ダークナイト ライジング」(2012年)で、街から少し離れた海で爆発させて一件落着するとか。
エンタメ作品でも、いちいち言いますよ。日本人だからというより、「ゲン」を読んで広島、長崎で何があったか知っているから。
「エターナルズ」(21年)では米国映画でありながら原爆投下を悔いる描写があり、画期的と言われました。ただ、広島の街は一面のがれきとして描かれている。直視はしていないですよね。
実際、そこにいた人は一瞬で骨にはならなくて、文字通りの地獄絵図だった。生き延びても、「黒い雨」(1989年)が伝えたように、後遺症は呪いのようについて回る。
投下した飛行機からの映像のように、俯瞰(ふかん)で見たらなんの意味もない。落とされた側だから言えることがたくさんあります。
米国の核の傘に守られているから何も言う資格がない、という考えは合理的なようで、ニヒリズムによる思考停止です。
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASQ7P7L2MQ78TIPE033.html?ptoken=01GAR2CA3DM30C90D29EDFAW57