山口県勢として1958年の柳井以来、64年ぶりの頂点に届かなかった下関国際。しかし、準々決勝で春夏連覇を狙った大阪桐蔭(大阪)、準決勝で選抜準優勝の近江(滋賀)を破るなど、甲子園に鮮烈な印象を残した。試合後、坂原秀尚監督(45)が今大会を振り返った。

【写真】泣き崩れる山下主将を、そっと優しく慰める坂原監督

 -試合を終えての気持ち。

 「昨年の夏、初戦敗退から。秋は地方大会の準々決勝で敗退。よくここまで選手たちが戦ってくれた。本当によく戦ってくれたなという思いです」

 -閉会式では涙が見えた。

 「子どもたちがかわいくて。本当にかわいくて。かわいい子どもたちが泣いている姿に泣いてしまいました」

 -どのような話を。

 「下関に覚悟を持ってきてくれたのが今の3年生。うちに来てくれてありがとう。ここまで連れてきてくれてありがとうと伝えました」