3連戦を振り返りながら苦言を呈したのは、第2戦DeNA攻撃の場面だ。

 8点ビハインドで迎えた6回、1死走者なしから4番・牧がレフトスタンドに特大アーチを放った。主砲の1発にベンチは沸き返りチームメイトの祝福を受けた牧はテレビカメラに向かって右拳を胸に当てる恒例のパフォーマンスを披露。続く宮崎敏郎選手(33)もレフトスタンドに叩き込み6点差とした。

 牧のパフォーマンスに対して高木氏は試合状況を考慮した上で私見を述べた。

 高木氏は「あれだけボロカスに負けている中で牧と宮崎が意地を見せてホームランを打ってくれる。ファンのために打ってくれた。その時にこういうポーズ(右拳を胸に当てる)っているかって俺は一瞬思った」と疑問を投げかけた。

 さらに「ああいうところは多分ヤクルトは青木(宣親)とかがそういうのを戒めると思う。DeNAは誰が戒めるかというと桑原(将志)なんかは年が上の方だから『それはちょっとやめろ』と。不愉快に思ったDeNAファンはたくさんいると思うよ」と続け持論を展開した。

「やる時、場所、ゲーム展開。少しは考えてほしい」
「打ったから喜んでよって喜べないから、勝たないと。そこら辺もファンの気持ち。ファンがどういう気持ちで見ているかところも分かってほしい。DeNAのプレイヤーに。喜ぶことがあってもいい。勝ってるときとか。でもあれだけの点差で負けててあれはなかったと個人的には思う」