最近、キックボクシング界のレジェンドで元K―1王者のピーター・アーツ(51=オランダ)に取材をする機会があった。3月に一度別件で取材したことを覚えていたようで「ヒサシブリ!」と気さくに握手を求めてくれるなどして取材はスムーズに進んだ。

その日はアクトレスガールズでの〝臨時コーチ〟を務めた後、インタビューにも応じて自身の今後の展望やキック界への提言などを語ってもらった。そんなアーツからあふれていたのは驚くほどの〝日本愛〟だ。
現在、母国・オランダと往復する生活で、将来的には日本への定住も視野に入れているという。さらに国内でのジム経営も計画していると明かしつつ、日本流におじぎをしながら日本語で「ピーター・アーツ」とかかれた名刺を渡された時にその本気度を実感した。

なぜそこまで日本にほれ込むのか――。こう問うとアーツは「日本が私を育ててくれたから」と即答。さらに「日本人はみんな優しくて私にリスペクトがある。何より安全だし、食べ物が美しくて世界一おいしいから好きなんですよ」と熱弁を振るう。
そして冗談めかしつつ「どちらかと言えばオランダより日本の方が好きです(笑い)」とまで話した。

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