いわゆるガチ恋営業によって、男性ファンの心を鷲掴みにしているVTuber事務所『ホロライブ』。その方針には徹底的な“異性の排除”があると言われるが、人気ゲーム実況者・もこうの口から、意外な事実が明かされてしまったようだ。

“男子禁制”のはずが…

コトの発端となったのは、8月28日にもこうが行った生配信中の一幕。27日に参加したオフラインイベント「RAGE Apex Legends 2022 Summer」を振り返る内容だったのだが、そこで共演した「ホロライブ」の人気VTuber・常闇トワについて言及した。

もこうは当日、現場で「ホロライブ」のマネージャーが名刺を交換している場面に出くわしたそう。その光景について、「なんかクソ陽キャやった」と回想し、「ゴリゴリの陽キャ。若い男やった。髪の毛トゲトゲで赤髪やった」と人物像を詳細に語っている。

本当にマネージャーだったのかどうかは不明だが、男性マネージャーの存在が浮上したことで、ファンの間では《男のマネージャーいるのか…》《これが真実か》と悲観的な声が上がっていた。

一般的なタレント事務所であれば、マネージャーは性別を問わず在籍しているはず。ただ、「ホロライブ」の場合にはガチ恋勢などに配慮するため、男性マネージャーの存在は匂わせないようにしている印象だ。たとえば演者たちは、マネージャーの存在を“マネちゃん”という呼称で呼んでいる。

そのため、ファンの認識としても「マネージャーは女性」というのが常識となっているのだろう。実際に、「ホロライブ」について語る際、《ホロライブが女演者に男マネとか付けるわけない》《男はホロスタ、女はホロライブのマネに割り振られる》といった認識を示す人は少なくない。

同性マネージャーは幻想?

ちなみに、過去には夏色まつりが担当マネージャーの性別について「人による」ことを明かしていた。その後、体制が変わった可能性もあるが、おそらく「全員が同性マネージャー」という認識は幻想なのだろう。

しかし「ホロライブ」メンバーのそばに男性を割り当てることを、ファンが心配するのも無理はない。2019年から2020年にかけて、1期生の夜空メルが社内スタッフのストーカー被害に見舞われたことがあるからだ。

彼女は当時、匿名による誹謗中傷やセクハラ被害に見舞われていたのだが、後にその加害者が社内スタッフによるものだったと明らかになっている。この失態から学び、現在の運営はリスク管理を徹底しているはずだが、ファンとしては「男子禁制」の方が安心だろう。

とはいえ、職務に忠実なマネージャーであれば、本来性別など関係ないもの。今の“マネちゃん”がしっかりと仕事を果たしていることを願うばかりだ。