突然訪れ教団の名刺、相談信者の情報求める例も 現場「意図見えぬ」

「相談があればこちらに連絡ください」。都道府県や市などに設置されている消費生活センターを、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関係者が訪問していた。朝日新聞の取材では、訪問は消費者庁の有識者検討会で霊感商法対策の議論がスタートした8月29日から数日間に集中していた。相談現場には「意図が見えない」と戸惑いが広がる。

 「世間を騒がせています。何か相談がくればきちんと対応したいのでつないでください」

 8月末ごろ、四国地方のある消費生活センター。教団の地元の施設名が書かれた名刺を差し出してきた相手は、そう切り出した。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ965S12Q95UTFL01B.html