国民食と言っても過言ではないラーメン店舗数のランキング。タウンページから「ラーメン店」として登録されている店舗数を都道府県別に集計した。

全国のラーメン店舗数は24,257軒で、人口10万人あたり19.22軒。店舗数が最も多いのは山形県で人口10万人あたり57.92軒(偏差値89.7)。2位は新潟県で37.73軒。3位以下は栃木県(37.13軒)、秋田県(35.62軒)、青森県(32.21軒)の順。山形県は全国平均の3倍の店舗数で偏差値も89.67と高く、ラーメン外食費用も1位であり、ラーメン王国と言えよう。

一方、最も店舗数が少ないのは兵庫県で人口10万人あたり10.86軒(偏差値37.2)。これに奈良県(11.17軒)、大阪府(11.49軒)、滋賀県(11.67軒)、長崎県(11.96軒)と続いていて、関西が下位に多い。。

分布地図を見ると東日本と九州で多く、関西で少ない。日本三大ラーメンのひとつ、博多ラーメンのお膝元、福岡県は18.72軒で29位と、あまりラーメン店が多くない。

相関ランキングを見るとラーメン外食費用と正の相関が高く、ラーメン店が多いところは外でラーメンをよく食べると言える。また、食塩や味噌の消費量と正の相関があり、ラーメン店が多いところは食塩や味噌の消費量が多い。薄味とされる関西で少ないこともあわせて考えると、濃い味文化圏でラーメンが好まれているようだ。