三三四珍太wwwwwwwwwwww
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ドラフト会議で指名された選手は、入団時にメディカルチェックを受けることが義務づけられている。2010年のドラフトで阪神から2位指名を受けた一二三慎太(ひふみ・しんた)は、その惨憺(さんたん)たる診断結果を見て、なかば「そうやろな」と納得してしまった。
「関節唇は破れているし、腱板も切れている。肩のどこが痛いというのではなくて、全部が痛かったですから。最初から『これはもう、リハビリやな』と言われていました」
医師からは手術を勧められ、本人も手術したいという希望を伝えた。しかし、球団は難色を示した。一二三はまだ18歳と若い。肩にメスを入れれば、少なくとも1年以上は棒に振ってしまうことだろう。
ならば、保存療法に取り組んではどうか。インナーマッスルや周辺の筋肉をトレーニングして補強する方法もある。球団として一二三の将来を考慮した上でのアドバイスだった。
最終的に一二三は球団の方針に従うことになった。そして迎えたプロ1年目。1月の新人合同自主トレから、肩は絶不調だった。
(中略)
肩を壊し、指先感覚が崩れ、イップスになった。そんな過程を一度リセットしたかった。肩が治れば再び指先感覚も戻り、イップスも解消されるのではないか。
そんな淡い期待もあった。しかし、トレーニングに明け暮れる毎日を過ごしながらも、相変わらず肩の痛みは消えず、1年はあっという間に過ぎ去っていった。
ある秋の日。一二三は「ストレス解消のつもりで」室内練習場でバッティング練習をしていた。そのスイングを見たチーム関係者が「野手でいけるやん!」と驚き、野手転向を勧めてきた。一二三は悩んだ末、わずか1年で投手から野手に転向する。
(中略)
野手転向1年目はウエスタンリーグ(二軍)で33試合に出場して、打率.178、0本塁打。守備は主に外野、一塁を守り、全力で送球しないため肩への影響はさほどなかったが、肝心の打撃に少なからぬ影響を及ぼした。
「痛すぎて、右手がバットにひっついていけないんですよ。バットに当たった瞬間に右手を離して逃がすしかない。当たるまでは大丈夫なんですけど、その先がムリなんで」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています