安倍元総理大臣の銃撃事件から2か月。この事件で殺人の疑いで捜査が進められている山上徹也容疑者(41)は、母親が多額の献金をしていた旧統一教会に恨みを募らせ、団体と近しい関係にあると思った安倍元総理大臣を狙ったとみられています。その背景が、容疑者の伯父や関係者の証言からさらに明らかになってきました。
伯父 NHKのインタビューで語ったことは

奈良市で演説をしていた安倍元総理大臣が銃で撃たれて死亡した事件から2か月となるのを前に、逮捕された山上容疑者の伯父が自宅でNHKのインタビューに応じました。


(記者)
「山上容疑者を知る立場として、なぜこの事件は起きたと考えますか」

(伯父)
「兄の葬式の時に徹也が遺体に覆いかぶさって大泣きしたと親戚から聞いている。これが今回の事件の1番のおおもとだと思う」

(記者)
「容疑者の兄が亡くなったことが、事件につながるというのはどういうことですか?」

(伯父)
「旧統一教会は母親の多額の献金によって結果的に、生活ができないほど困窮状態に追い込んだでしょ。旧統一教会がそれを知っていたのに手を差し伸べなかった。兄貴をそこまで追い詰めた非情さ。徹也は非情さを感じて怒りを募らせたと思う」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220909/k10013809921000.html