最下位の日本ハムは128試合を終えて4年連続Bクラスが確定。CS進出の可能性が消えた。就任1年目は「トライアウト」と位置づけて高卒新人投手と故障者以外は全員1軍で起用した新庄監督は「全員使って見極めさせてくれと言って若手も経験できた」と収穫を口にした一方、厳しい言葉も口にした。

 「これだけチャンスを与えて打率2割2分以下の選手は、つかめなかったとしか判断できない。これは自分のせい。来年のレギュラーは厳しい」

 今季19度目の零敗で2連敗。松本剛がリーグトップの打率・345と結果を残しているが、チーム最多14本塁打の万波は95試合で・206、13本塁打の清宮はチーム最多115試合で・201だ。ともに潜在能力を期待されて多くの出場機会を与えられて本塁打こそ自己最多を更新も、レギュラーを奪うまでには至らず。名前こそ挙げなかったが、新庄監督の「打率2割2分以下」という言葉には両者への不満がにじむ。