◇13日 中日0―1DeNA(バンテリンドームナゴヤ)
 中日の高橋宏斗投手(20)は13日、バンテリンドームナゴヤで行われたDeNA戦に先発し、7イニングを1安打1失点と好投しながらも6敗目(5勝)を喫した。5回まで無走者、6回まで無安打の右腕は7回に野選で失点。攻撃陣はけん制死などミスが続き、援護できなかった。試合は0―1で敗れた。

 7イニングを114球で1安打1失点。それでも高橋宏は6つ目の黒星。「1点勝負になると思っていた中で先に点を与えてしまった。投げ負けたと思います」と冷静に振り返った。
 悔やんだのは7回の先頭だった。「切らないといけない打者でした」。2番・関根に右中間への二塁打で初安打を許すと1死後に牧は申告敬遠で一、三塁。続く宮崎の三塁線へのゴロは阿部が好捕したものの本塁送球が遅れた。野選で先制され、なおも1死一、二塁。ただ、集中力は切らさなかった。「2点目をやると絶対に試合が決まってしまう。割り切ることができました」。楠本、伊藤を連続の空振り三振に断ち切った。