膝からマウンドに崩れ落ちた姿が、痛恨の1球の衝撃を際立たせた。西勇が六回に1発攻勢を食らって逆転を許し、6回8安打3失点で今季9敗目(9勝)を喫した。

「結果的に(五回に)1点入ってしまったのは悪い結果の中でもまだ同点という中で、六回の一本のホームラン(中田の一発)が悔しい部分になる」

五回無死三塁のピンチは最少失点で切り抜けたが、1-1の六回1死走者なしで中田に浴びた勝ち越しソロを悔やんだ。四回まで無失点投球を続け、対巨人戦連続無失点イニングを「28」に伸ばしていた〝Gキラー〟が沈んだ。

8月26日の中日戦(バンテリンドーム)で右手の爪に違和感を訴えて3回3失点で降板。9月2日の巨人戦(甲子園)では7回無失点と好投したが、爪の状態などを考慮されて5日に登録を抹消されていた。中14日で再登録即先発したが、悔しい結果に。規定投球回に到達した背番号16が、次戦の登板で必ず虎に勝利をもたらす。

https://news.yahoo.co.jp/articles/53b3919bbcf6417ce25fe5092c239fd5590951af