0001それでも動く名無し
2022/09/18(日) 12:12:45.88ID:6HUf0GI7d日本ハムのBクラスが確定した12日に新庄監督は「これだけチャンスを与えて打率2割2分以下の選手は、やっぱりつかめなかったとしか判断できない。来年のレギュラーは厳しいかな」と漏らした。名指しこそ避けたが、これに敏感に反応したのが清宮だ。翌13日のロッテ戦では2ラン、3ランと2打席連発。16日のオリックス戦で決勝3ラン、17日のロッテ戦でも先制ソロを放つなど5戦4発と大当たり。シーズン終盤ながら13日からの5試合連続安打で打率を1分1厘も上げた。
そんな活躍ぶりを伝え聞いたプラットは「さすがだよ。彼はいつだってビッグなパワーヒッターだから」と我がことのように大喜び。17本塁打と46打点はチームトップながら、打率2割1分2厘と苦しんでいることにも「彼は大丈夫。まだ若いし、これからの選手だ」と言った。さらに清宮の本塁打集の動画を食い入るように見て「おいおい、どこまで飛ばすんだよ! すごくいいスイングだ。オオタニかよ! 股関節の使い方が素晴らしい」と大絶賛した。
このプラットと清宮には多くの共通点がある。まず一つは米国でLLの英雄として知られていることだ。プラットは11年8月、LLワールドシリーズで米国ウエスト代表カリフォルニア州ハンティントンビーチLLの中心選手として活躍。日本代表・浜松南LLとの決勝戦では延長8回、中堅にサヨナラ打を放ち、頂点に立った。その1年後に世界一となったのが日本代表の東京北砂LL。投打で優勝に貢献した当時13歳の清宮は米メディアで「和製ベーブ・ルース」と称され、プラットもテレビを通じてその存在を知った。
2人の直接対決が実現したのは15年9月6日のU18W杯決勝(甲子園)だった。投手兼一塁手として出場したプラットは大一番で先発し、7回途中6安打1失点、9奪三振と好投。佐藤世那(仙台育英)との投げ合いを制し米国に優勝をもたらした。清宮との対戦は3打数1安打2三振。「コウタロウはチームで唯一の高校1年生で、とても印象に残っている」と当時を振り返る。
そんなプラットは最後に“球友”へのメッセージを本紙に託した。「彼はいつかこっちに来るつもりはあるのか? いつかそうなることを願っているし、同じチームでプレーするのもいい。一塁の守備がかぶる? それは問題ない。僕が外野をやるよ」。ロイヤルズは58勝88敗でア・リーグ中地区4位と低迷し、日本ハムは54勝76敗3分けで最下位。チームの巻き返しに不可欠な戦力という点でも2人は共通している。
https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/mlb/4449905/