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風雨の音 エアコンの冷気 ふわふわの布団
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0001それでも動く名無し
垢版 |
2022/09/20(火) 08:45:27.09ID:Dv3zOaha0
子どもの頃と何も変わらない
小学校を卒業したのは、もう20年以上も前になる
身の回りの物も景色もこの部屋も、思い出より今現在のほうがずっと色褪せている
セピア色の思い出なんて嘘だ
鮮明なままの記憶よりも、現実のほうがよほど早く劣化していく

思い出のフィルターを通さないと、今という現実の中で呼吸ができない
本当は気付いている
エアコンはとっくに壊れかけてる
布団は湿って重い
窓のサッシは黴が生えていて、滴る雨水がボロボロの畳に染みていく
明日も、年老いた母は朝食を作らない
くたびれたシャツを着て私が向かうのは学校ではなく、その近所のコンビニエンスストア
客ではなく、アルバイトだ
通る道も小学生の頃と同じだ

同じ道を歩く私は、歳を取った
夕方に友達と聞いていたチャイムは、今は私をそんな現実に追い込む合図になった
アルバイトに向かう時間の合図だ
朝、小学生達とすれ違う
私は彼らと真逆の方向へと、帰路を辿る
彼等が始まっていくその傍らで、私は俯きながら終わっていく
朝日から逃げるように早足になってしまう私を、車が何台か通り過ぎていった
あの車はどんな人達が乗っているのだろう
仕事を持ち、人生を造り、家庭を守る人々だろうか
その人々が、私より若いならまだいい
同級生だとしたら、きっと私は惨めさと情けなさで窒息してしまう
0002それでも動く名無し
垢版 |
2022/09/20(火) 08:47:33.52ID:1DNMgMeM0
元気出せよ
0003それでも動く名無し
垢版 |
2022/09/20(火) 08:52:16.89ID:CIJhvUWXa
とりあえず一人暮らし始めろよ
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