0001それでも動く名無し
2022/09/22(木) 20:03:23.59ID:RDxFw1pqrhttps://news.yahoo.co.jp/articles/54ff2505fbebe63ea4552bdbfb1d24574fb4517a
生きたゴキブリに極薄の太陽電池や無線通信装置を背負わせた「サイボーグ昆虫」を開発した、と理化学研究所(理研)などの研究グループが発表した。昆虫の運動能力を損なわずに電池の充電や無線操作ができるのが特徴だという。研究グループは、将来的には災害現場での調査や環境モニタリングなどに幅広く活用できると期待している。
研究グループは理研開拓研究本部の福田憲二郎専任研究員、染谷隆夫主任研究員(東京大学大学院工学系研究科教授)、早稲田大学大学院創造理工学研究科の梅津信二郎教授のほか、シンガポール南洋理工大学の研究者らも参加した。
昆虫などの生物と機械を融合してサイボーグ化するためには充電可能な電池や人間の操作を受ける無線通信装置が必要で、いずれも小さいことが条件だった。また、生物の体長に比べて大きな装置を装着すると生物の動きが鈍くなるため、操作しやすい比較的小さな生物を選び、その生物の活動を制限しない精緻な装置の開発が不可欠だった。
生物のサイボーグ化研究は海外でも行われているが、特に昆虫の体に小さな集積回路などを備えたサイボーグ昆虫の研究が盛ん。サイボーグ昆虫は機械化した関節を動かす昆虫型ロボットより消費電力が少なく済むためだ。
災害現場などで活用できるサイボーグ昆虫の開発を計画した福田専任研究員らの研究グループは、体長約6センチのマダガスカルゴキブリに着目した。ゴキブリはカブトムシやバッタのような昆虫より寿命が長く、環境に対する耐性も比較的高い。特にマダガスカルゴキブリは体長が大きく、羽がなく飛べないために扱いやすく、寿命も2年以上あるとされる。