今季規定打席まで4打席に迫ったリーグ打率トップの日本ハム・松本剛外野手について、新庄剛志監督は22日、23日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)ではベンチスタートにすると明かした。初タイトルの首位打者獲得を目指す松本剛は、7月19日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で自打球を当てて左膝を骨折、約1カ月間の戦線離脱を余儀なくされた。8月中旬に1軍復帰は果たしたものの、現在も左膝の痛みを抱えながら強行出場を続けている。

 そんな努力のかいもあり、23日にも今季規定打席をクリアできるところまでたどりついたが、ビッグボスは「明日は使わない。シュートピッチャーの時は使いたくない。(自打球が)膝に当たるから」と予告先発が涌井であることを考慮してスタメンを回避。「左ピッチャーの内に入ってくるスライダーも厄介なので。まあ、その辺はうまいこと代打とか」と、ケガの再発を防ぐ起用法を慎重に探っている。