モスクワ市当局は22日、プーチン大統領が発動した「部分的な動員令」で招集されたモスクワ市民が戦闘で重傷を負った場合、本来の報酬とは別に100万ルーブル(約240万円)の慰労金を支払うと公表した。ロシア国営タス通信が報じた。

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 戦傷が軽度の場合は50万ルーブル(約120万円)という。戦死の場合、遺族に300万ルーブル(約720万円)支払われるとしている。

 プーチン氏は21日、「我が軍が対峙(たいじ)するのは事実上、西側集団の全戦争マシンだ」などと述べ、軍務経験がある予備役の市民を招集することを明らかにしていた。(藤方聡)