神宮のグラウンドが”危険地帯”と化した。試合前に東京地方を襲った豪雨の影響を受け、試合は90分遅れの午後7時30分に開始。しかし、試合が始まっても断続的に雨が降り、視界も曇る悪条件。ヤクルトの塩見が初回の走塁で足を滑らせて2回の守備から退き、その後もDeNA・嶺井がアンツーカー部分で足を取られそうになるなど、”危機回避”を意識しながらのプレーが続いた。

 開始遅延中のグラウンドは、外野フェンスに沿って足首ほどの深さの”水たまり”が発生する異常事態。球場スタッフやスーツ姿の職員らが総出でバケツやポンプなどを使って排水作業を行い、観客席からは大きな拍手も送られた。

 NHK-BSで解説するヤクルトOBの宮本慎也さんも排水作業の様子を見守りながら「初めて見る。神宮球場は打ち下ろしなので、(水が外野フェンス沿いに)たまってしまうんでしょうね」と苦笑いする状態。SNS上でも球場スタッフへの敬意や感謝の声とともに、「神宮ホンマにやって良かったんか?」「選手が可哀想です」「神宮ケガとか大丈夫?」などと心配する投稿が相次いだ。

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