台風14号による停電の影響で、都城市の養鶏場では換気用のファンが動かなくなり、飼育していたニワトリ、およそ7万羽が死ぬなど深刻な被害が出ています。

被害を受けたのは、都城市高崎町で採卵用のニワトリ、およそ12万5000羽を飼育していた養鶏場です。

台風14号の影響で今月18日の午後に停電が発生し、19日朝、関係者が様子を見に行ったところ、全体の6割近い7万羽ほどが死んでいるのを見つけました。

養鶏場を運営する会社によりますと、停電で換気用のファンが動かず空気の入れ換えができなくなり、酸欠や暑さの影響で死んだとみられるということです。

被害額はおよそ2800万円に上る見通しで、会社では、自治体などによる支援策が活用できるか検討しながら、養鶏を続けていくことにしています。

養鶏場を運営する「アクレス」の有村修己社長は「終わってしまったことはしょうがないので、社員一丸となって、一から養鶏場の運営をやり直していきたい」と話していました。