0001それでも動く名無し
2022/09/25(日) 15:07:33.64ID:/JvlkgG60話は中学時代に遡る。2人が育った地域は港町で気性が荒い人や暴走族が多く、絶えず小競り合いが起きていた。そんな中、朝倉は中学1年生から媚びずに生きていたようで、敬語は使わず先輩にカラまれたら逆に噛みつき、先輩を困惑させていたようだ。
朝倉曰く、「中学3年が中学1年に偉そうにしてくるのが逆にわからない。小学校までタメ口なのに中学になった途端に敬語を使う理由がわからない」とのこと。
ちなみに一個上の先輩である岡氏は当初、朝倉の事は「偉そうだから嫌い」「カラんでも謝らないから、おかしいな?」と思っていたそうだ。その後、何度か喧嘩をしていた2人だったが、同級生ともつるまず、友達が欲しかった朝倉は嬉しい部分もあったという。
そんな朝倉に岡氏が衝撃を受けたエピソードを語る。ある日、岡氏の友達と喧嘩した朝倉は、鼻が折れてしまう。大量の鼻血が出ていたのだが、そんな時も怯まず朝倉は戦う構えを取っていたという。その姿を見て「こいつには勝てない」と悟ったという。
朝倉は当時を振り返り、「昔から不屈の精神というか、『参った』さえしなければ負けないと思っていた。」とクールに語った。その精神は格闘技をしている現在も続いているようだ。
その後、岡氏をはじめ、仲間とつるみバイクに夢中になっていた朝倉だったが、暴走族には入らなかった。暴走族は「ダサい」「個じゃ弱い」というイメージだという。だが、目立っていた朝倉には多くの勧誘はきていたという。
何度か断り続けていたが、ある日、ついに目をつけられてしまう。当初、3対3という話だったが、「ブンブンブンブン…音がおかしい」レベルの暴走族が来襲し喧嘩する事となる。結果、約50人相手に戦ったのだが、安全靴・鉄パイプなどでボコボコにされてしまい「死ぬと思った」ほどのダメージを受けてしまう。運良く警察が来て脱出する事ができたが、眼底下骨折などの重傷を負った。
だが、この時を振り返り、「人生がつまらなくて、いつ死んでもいいと思ってた」ため、ワクワクしていたのだという。と同時に、「ボコボコにしてきた相手をタイマンで絶対にやり返す」と決意していた。これを聞いた岡氏は改めて朝倉の強さに衝撃を受けていた。
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