「虚空蔵菩薩」
 13仏最後の仏さまで虚空蔵菩薩は、33回忌の導師で、真言は、「オン バザラ アラタンノウ オンタラク ソワカ」です。
この真言を唱えることで大宇宙の智慧にあやかれるのです。 
虚空蔵菩薩は地蔵菩薩の対的存在と考えられる仏さまで、地蔵菩薩が「大地」の「蔵」を象徴しているのに対して、虚空蔵菩薩は「虚空」の「蔵」を象徴しているからです。
大地の「蔵」がすべての「命」の源であり、慈悲心の象徴であるのに対して、虚空の「蔵」は大宇宙の理(ことわり)を象徴しています。虚空に蔵(かく)されているもの、それがすなわち「智慧」なのです。
虚空蔵菩薩とは、大日如来の働きのうち、「虚空の智慧」の徳性をもって派遣された、まさに「智慧」の仏さまといえるでしょう。
その智慧によってすべての人々に安楽と福徳の御利益がもたらされるといわれます。

なるほどわからん