「“裏アカ”と呼ばれる匿名のアカウントから何十件もDMが届き、内容も次第にエスカレート。身の危険を感じるようになった二人は弁護士に依頼し、裁判所に対して発信者情報開示請求を行ったそうです」

 その後、裁判所の判断により開示された情報から、DMの発信者が判明した。それは、源田と同じ内野手の山田遥楓(はるか)の妻だった。

「8月下旬、源田は選手やスタッフの前で『こんなことされて、許せないから!』と泣きながら訴え、山田もその場にいたそうです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/05dffbc6bf99843655993eff80809cbca108df8f


苦しい日々の中、改めて感じたのは仲間の大切さでした。自分の本塁打で勝つことがあります。勝利に導くのが4番の仕事。でも、決して一人の力だけでは勝てない。それが、野球。監督やコーチ、スタメンの9人、ベンチで声を出す人、ここぞの場面で試合に出ていく人、支えてくれる裏方さん。みんながいて初めて勝てる。勝利は仲間と一緒につかむものだと気づかされました。

だから、哲さんの涙は絶対に忘れません。6連敗となった8月11日の広島戦後、選手だけでマツダスタジアムのブルペンに集まりました。選手の輪の前で哲さんが目に涙をためて「助けてください」と頭を下げました。あんな表情で、あんなことを言う姿は初めて見ました。

当時の哲さんはたしかに調子が良くなかった。でも、全員の前で頭を下げるのは簡単なことではありません。いろんな感情が巡りました。僕だって打てない時がある。どんな時も主将としてチームの中心で責任を背負う哲さんの存在は本当に偉大です。

僕だって助けてほしいときがある。「哲さん、助けてよ」。心から叫びたいときが絶対に来る。だから「哲さん、そのときは頼みますよ」と心の中でつぶやきました。口にはしません。言わずとも気持ちは伝わっているはずだから。助けたいし、助けてほしい。心からそう思いあえるこのチームで絶対に優勝したい。哲さんの涙で「チームスワローズ」が一致団結したと思います。
https://www.sanspo.com/article/20220926-FWEJOCBSIRMRBPBA2QTWL4ETMA/2/