昔隣の小学校の野球部と練習試合をしたら向こうの部員に女がいたんすよ
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まぁ相手強くて試合は普通に負けて
3タコだったワイは不貞腐れて校庭の隅で壁当てしてた 少ししたら相手の野球部員の女が突然ワイのとこにきてキャッチボールしよ言うてきた ドキドキしながらキャッチボールしてたら女が「私のこと覚えてる?」って
ワイはこんな他校の女の子なんかガチで記憶に無く「いや…」としか回答できんかった したら女がいきなり全力でボール投げてきてワイは捕球できずにボールが首に直撃
コヒューコヒュー言いながらうずくまってたら
女が「幼稚園の時覚えてないの?」と一言 そのときふと思い出した
幼稚園の頃何故か毎日ワイを追いかけ回して来る女の子二人組がいたことを
「お前あのとき追いかけ回してきてた女か」
「覚えてるじゃん」
「顔まで覚えとらんかったわ」
「私は覚えてたのに」 クソガキながら超絶に運命を感じたワイはすぐにその女のことが好きになってきた その後もたまーに練習試合して、その度に何らかの会話をするようになり
時には校区外に抜け出して一緒に遊んだりもするようになった ほんで迎えた中学入学、その女の小学校とワイの小学校はほんまに近所で中学から統合することになってた
ワイはウキウキでクラス表を見に行った 見たらなんとその女と1年2組で同じクラス
奇跡、運命としか思えんかった
その女も同じ感覚を抱いていたようで── ワイのクラスには異名があったんや
その名も ―Anarchy― おもろいやんけ。こうやって自然に付き合うことがおもろいんだよなあ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています