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任天堂から今月16日に発売予定の新・格闘スポーツ『ARMS(アームズ)』。
新しい女性キャラクターとして”ツインテーラ”の参戦が決まったのですが、米大手メディアMICのタニヤ・デパス記者は「これこそゲーム業界が黒人に無知な証拠」と非難しています。

西洋人による「つり目パフォーマンス」がアジア人差別としてしばしば問題になりますが、同様に黒人の特徴的なヘアスタイルも否定的な意味合いで捉えられることの多いセンシティブな問題です。
そのような状況の中、『ARMS』に登場する「ツインテーラ」という黒人キャラクターがドレッドヘアのような束状の髪の毛を武器として戦わせることが非難を浴びています。

・現実世界では黒人のナチュラルな髪は否定的に見られている
・ある時代には、黒人女性が髪を見せることが違法だとされる州もあった。また最近では、ドレッドヘア(互いに絡まり合いロープのような束形状になった髪型)なため仕事が得られない場面も。つまり白人のような髪でないから”プロフェッショナル”だとか”ビジネス向き”だとみなされないのだ
・さらに空港では正当な理由なくチェックされることも少なくない

そのような差別的な問題をはらみながら、なぜ『ARMS』ではこの黒人キャラだけ髪を武器にして戦わせているのか。なぜ黒人の正しい髪型を描写しないのか、もしくはプレイヤーに自由にカスタマイズさせないのか。