オリックス・椋木蓮投手(22)が近日中に右肘じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けることが29日、分かった。一般的に復帰まで1年以上かかるとされ、球団側と話し合って決断したもようだ。

 椋木は8日の西武戦(ベルーナD)で右肘に違和感を訴え、2回途中緊急降板。翌9日に出場選手登録を抹消され、ファームで早期復帰を模索してきた。しかし、右肘の不調が解消されなかったため、メスを入れることを選択。来季終盤の完全復活を目指すことになった。

 先発、抑えともに可能な即戦力右腕として東北福祉大から昨年のドラフト1位で入団。2月のキャンプ中に左脇腹を負傷したが、7月7日の西武戦(京セラD)でプロ初登板先発し、6回2安打無失点で初勝利を挙げた。同20日の日本ハム戦(京セラD)では、9回2死2ストライクまで無安打の快投。佐藤に中前打を許して快挙は逃したが、2勝目を挙げて連覇を目指すチームの戦力になっていた。

ノーノー未遂も 長期の離脱となるが、球団も全力でサポートする方針。チームでは、同様の手術を受けた近藤、黒木、山崎颯らが育成契約を経て1軍の舞台に復帰している。