カレーの商品名は「児島塩田キーマカレー」。同市児島駅前の料理店「アジアな季節SORA」の店長太田昌宏さん(39)が考案した。白さの秘密は生クリームとクリームチーズ。それぞれを混ぜてホイップ状にして、通常のキーマカレーの表面を覆う。クリームとチーズの甘みと、スパイスを強めにしたカレーの辛みが合わさることで、コクが増した一品に仕上がっている。

 国産ジーンズ発祥の地として知られる児島地区は近年、デニムをPRした街おこしが活発だが、かつては大規模な塩田が広がり、製塩業で栄えた。「塩田王」の異名を取った野崎武左衛門(1789~1864年)が江戸期に塩田開発に乗り出したのが始まりとされ、所有した塩田は東京ドーム34個分にあたる約160ヘクタールに及んだ。

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