朝鮮出兵の時名護屋から国元の家臣に宛てた書状

「上にてハ小者をも主ニ奉公よくなし候へハ、則ひきあけ侍ニせられ候、
それを見し者共我おとらしと奉公仕候間、其をさせるへきからくりニ候」
(豊臣の家臣団は)身分が低い小者であっても、主人に格別の奉公を果たせば侍身分に引き上げるので
それを見た他の家臣たちは我劣らじとさらに奉公に励む形になっている)

「八戸ハたゝ古本可有と存候て、無心元候」
(八戸はただ古いしきたりにこだわっているだけで大変心もとない)

「上衆遠国をとかくなふり心ニ候」
(上方の衆は遠国の大名をからかう気持ちがある)