監督就任1年目のシーズンを66勝75敗1分の最下位で終えた中日立浪和義監督は「ご覧の通り最下位という結果になった責任は私にある。特に打つ方の成績が昨年とほとんど一緒だった。しっかり出直していかないといけない」と振り返った。

 指揮官は「ここまで打てないかというのはあった。ほとんど改善されなかった。データとしても打率、ホームラン数、得点圏打率も変わらなかった。やっぱり1年やるとその辺がはっきり出てくる。できなければプロなのでメンバーを替えていかないといけない」と来季に向けての決意を語った。

 今季は若手に積極的にチャンスも与えた。野手では3年目の岡林、2年目の土田、投手では2年目の高橋宏ら来季楽しみな存在も出てきた。一方で石川昂、鵜飼は途中けがで離脱するなど全員が思い通りにいったわけではない。指揮官は「今年は何とかレギュラーというふうに育ってもらいたいと思って、打てなくても使ってはいたんですけど、来年は自分も勝ちにいきますんで、もちろん良ければ使いますし、レギュラーを与えるということはしていきません」と語る