ニューヨーク大学の著名な社会心理学者であるジョナサン・ハイト氏が、所属する主要な学術団体・Society for Personality and Social Psychology(パーソナリティと社会心理学会/SPSP)を退会する意思を表明しました。これは、SPSPの学会で発表する研究者に対し、「その研究がSPSPの反人種差別の目標達成にどう役立つのか」の説明が義務づけられたことを受けての決断とのことです。

またアメリカの大学ではポストの応募にも「Diversity, Equity & Inclusion(多様性・公平性・包摂性/DEI)」の声明が求められると指摘。FIREやAFAは、一般的なDEIのコンセンサスに反対する教員の雇用・昇進を制限し、実際の信念にかかわらず多様性を求める声明に同意する圧力がかけられることを問題視しています。
https://gigazine.net/news/20221004-haidt-quits-academic-society-diversity-statement/