9月撤退で司令官更迭か=プーチン氏責任論の中―ロシア=時事通信

 ロシア紙RBK(電子版)などは4日までに、ロシア軍西部軍管区のジュラブリョフ司令官(大将)が更迭されたとみられると伝えた。ウクライナ侵攻で北東部ハリコフ州の要衝イジュムを担当していたとされ、9月上旬の撤退の責任を問われた可能性がある。後任のベルドニコフ中将は2021年からシリア駐留ロシア軍を率いた人物。

 ハリコフ州撤退は本国でも大問題となり、一部でプーチン大統領の責任論に発展した。政権は批判を回避するとともに苦戦を挽回すべく、9月21日に動員令を出した経緯がある。


ロシアでは劣勢になると責任を現場に押し付ける傾向があり、最近も東部ドネツク州の拠点リマンから撤退し、担当していた中央軍管区トップが糾弾された。