夏の全国高校野球で初の準優勝を果たした下関国際高校は、大会期間中の選手たちの宿泊や応援に向かった学校関係者の交通費などで想定を上回る経費がかかったとして、クラウドファンディングで支援を呼びかけています。

下関国際高校は、夏の全国高校野球で大阪桐蔭高校や近江高校などの強豪を打ち破り、創部以来初めての準優勝を果たしました。
この快進撃の一方で、選手たちの滞在が長期化し、宿泊費などが膨らんだことや、学校関係者の応援のための交通費、消毒グッズの購入など感染対策におよそ4500万円の経費がかかったということです。
地域の人や卒業生などからの寄付も寄せられていますが、まだ2000万円ほどが不足しているということで、学校がクラウドファンディングを立ち上げて広く寄付を募っています。
受付期間は10月末までで、寄付をした人には、その額に応じて野球部のロゴが入ったタオルやTシャツなどの記念品グッズが贈られるということです。
下関国際高校の上田晃久校長は「選手たちが最後まで戦い抜いたおかげで準優勝することができました。しかし経費が想定以上にかかり苦しい状況なのでご支援をお願いしたい」と話していました。