1年前の就任会見で立浪監督が力強く語った言葉が「打つ方は必ず何とかします」。しかし、何とかならなかった。チーム打率.247こそ阪神タイガースと讀賣ジャイアンツを上回っているものの、得点数は414点と1試合平均3点にも満たない。

ホームラン数は62本と村上宗隆選手ひとりの56本に近い。それぞれリーグ最下位どころか、12球団で最も少ない。得点力不足は深刻だった。点を取る核となるのが4番打者。

もし石川選手が健在だったら、シーズン後半には座ったかもしれない「4番」の座。2022年シーズンほどその役割に泣かされた年はなかった。ほとんどの試合で4番はダヤン・ビシエド選手がつとめた。

しかし、ドラゴンズで7年目を迎えたビシエド選手は、どちらかと言えば“巧打のアベレージバッター”。かつて落合博満監督が率いた黄金期に4番だったタイロン・ウッズやトニ・ブランコのように、起死回生のホームラン数は期待できない。

打席に入った時の威圧感や怖さも薄らいでいた印象だった。リーグで最も多い併殺打20が示しているようにチャンスにも弱かった。来季に向けて、相手チームが“怖がる4番”の存在こそ必須である

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