10月4日、巨人・原辰徳監督の続投が正式に決まった。当日、読売新聞東京本社で山口寿一オーナーにシーズン報告をおこなった原監督は、山口氏から続投要請を受け、受諾したという。

 山口氏は、報道陣に対して以下のように続投の理由を説明した。

「監督は『自分に慢心があった』と率直に反省をしたうえで、『このままでは終われない』と強い意欲を示しています。強い意欲を尊重して、立て直しを託そうと」

 一方で、原監督は、

「どこかで老け込みつつある私自身を、今季の悔しさが奮い立たせてくれた。オーナーよりもう一年、命を下してもらった。このままで終わってたまるか」

 と、悔しい思いを語った。今季は5年ぶりのBクラスで、監督就任以来、初めてCS出場を逃すという惨憺たる結果だった。

「他球団が羨むほどの戦力を揃えておきながら、この結果は恥ずかしいですよ。
シーズン中、新型コロナウイルスの集団感染で主力が離脱するアクシデントはありましたが、苦しい台所事情は他球団も同じ。
今季は“育成”に注力すると明言していましたが、この様子では、来季はFAなどでなりふりかまわず戦力を揃え、勝ちを狙うことになるでしょう」(スポーツ紙記者)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f84632cffd4030eb1c88b29c9abfb5d185c52d5