理不尽?いじめを誘発? “ドッジボール禁止論”を考える 現役教師「“みんなでやりましょう”という時には適していない」

今、このような声があがっている。
「子どもがドッジで、2度目の骨折(指)。こんな危ないスポーツ、学校でやらせるな」
「ドッジボールという加害性の強いものを小学生にやらせるのは狂ってる。学校では禁止にするべきだろ」。

実際、小学校の時の経験が忘れられないという人もいる。misakiさん(30代)は、ドッジボールで恐怖心を植えつけられてしまったと話す。
「運動神経がよくなかったので、キャッチすることもできなかった。
ボールが当たるドキドキ感というか恐怖心というか、痛くなくてもまた飛んできて当たるのではないかと」。

 学校での指導はどうあるべきなのか。小学生向けのクラブチーム「IRS FINAL」の近藤直真監督は、問題は子ども任せのやり方だと話す。「キャッチのやり方を教えるだけでだいぶ変わると思う。教わっている子たちは、やっぱり痛みはそれほどないのかなと」。

 ドッジボールに関する子どもたちへの配慮はどこまで必要なのか。28日の『ABEMA Prime』は議論した。

 ドッジボール日本代表の小川明日香氏は、「学校や教育現場でもぜひやってほしい。上手な子が苦手な子をカバーしたりすることで協調性が養われると思う」と意義を話す一方で、「先生の立ち位置やフォローによるところが大きいと思う」との見解を示す。

 とはいえ、協調性は他のスポーツでも養われるのではないだろうか。「他のスポーツと違うのは、男女混合でするところ。小学生であれば体格差もそこまでないので、女の子が活躍できる場でもある」。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a313e4ac7d5d2c128f1cb463951adfb592fa619