のぞき見、盗撮…尽きない心配 女子御三家・桜蔭の隣にタワマン計画

 私立の中高一貫校で「女子御三家」の一つ、桜蔭(おういん)学園(東京都文京区)の校舎の隣に、地上20階建てのタワーマンションの建設が計画されている。教室が日陰になってしまう心配に加え、のぞき見や盗撮の恐れがあるとして、学園は計画見直しを訴えている。

 タワマンの建設予定地は校舎のすぐ脇で、通学路にある。計画によると、現在立っている1979年築のマンション(地上8階地下1階)を建て替え、地上20階地下1階、高さ69メートルの超高層マンション(197戸)をつくる。都の特例制度を利用して高さ制限の緩和を申請しており、2025年着工、28年7月の完成を目指すという。

 学園は6月、在校生の家族や卒業生らの署名1万5千筆分を添え、計画の再考を求める請願を都議会に提出した。一方、建築主であるマンションの管理組合側は「建て替えは事実。法令に従い利害関係者に説明している」としている。
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