熊本県立高の3年だった2018年に自ら命を絶った深草知華(ともか)さん(当時17歳)の両親が、いじめを行ったとして元同級生4人に計1100万円の損害賠償を求めた訴訟は7日、熊本地裁で元同級生の女性1人と和解が成立した。女性は知華さんと両親に謝罪し、和解金10万円を支払う。和解は2人目。残りの2人とも和解協議を行っている。

原告側の代理人弁護士らによると、和解条項には、女性の言動が自殺に影響を与えたと認めることなどが盛り込まれた。和解成立後、両親の要望で、中辻雄一朗裁判長が当時の状況などについて質問した。女性は時折無言になりながらも、「(『死ね』と言ったことについて)日頃のノリでした」「自分の言動で亡くなったのであればごめんなさい」などと語ったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/05ff775b6a232b7901e2a7e2f48699d915ca8112