技能実習生で最も多いとされるベトナム人労働者の間で、ここに来て“日本離れ”の兆候が顕著に見られると報じられ、大きな議論を呼んでいるようだ。

実際、コロナ対策のための厳格な水際措置の影響もあり、2021年におけるベトナム人の海外労働者派遣数は、台湾が1位になったとのこと。また、このところは円安の影響で、ベトナムドンに対する日本円の価値は年初から20%近く下落し、円建ての月給を本国へ仕送りすると目減りする事態に。そのうえ、ベトナムの最低賃金も上昇しており、日本との格差が急速に縮小しているという。