男に褒められたい…エリート男性会社員”ホス狂い”が増えている訳
10/9(日) 8:00配信

ホストクラブといえば女性のための場所だと思っている方は多いだろうが、実は男性客も一定数いることをご存じだろうか。
ほとんどは同業者かキャバクラ遊びに飽きた金持ちオジサンなのだが、なかには「キャバクラはまったくハマらなかったがホストは好き」という若い男性もいる。
今年社会人2年目になるタツキ(仮名、25)もその一人だ。

両親ともに東大出身、姉も国立大の医学部に現役合格というエリート家庭で育ったタツキは、幼少期から勉強漬けの日々を送ってきたという。

「ゲームやテレビは禁止で、ずっと勉強ばかりでした。塾や習い事がない日に友達の家でゲームをするのが何よりも楽しみでしたね。
小学校のときは不良に憧れて悪ガキグループに入っていたけど、どこか馴染めなかったのを覚えています」

高校は県内トップの進学校に進み、野球部に所属。そして、一浪して有名国立大学に入学した。タツキは大学でも野球を続け、
卒業後は持ち前の勤勉さと体育会仕込みの体力を武器に誰もが知る超一流企業に就職する。


「古き良き日本企業と言えば聞こえはいいですが、セクハラやパワハラがとにかくひどくて……。しかも、会社の中でも一番ブラックな部署に配属されてしまって。
『〇〇大卒のクセにこんなこともわからないのか』とか『へらへら笑ってボソボソしゃべるけどホントに野球部?』って言われたり。
挙げ句の果てには、『今の子はこの程度でもパワハラになっちゃうんだよね(笑)』とか言われるんですよ。体育会出身なので全然大丈夫っす! って態度でいますが、実際はかなりキツいですね……」

合コンやキャバクラに行けば、大学や会社の名前でチヤホヤはしてもらえた。しかし、超がつく男社会な組織に置かれた自分の辛い気持ちをわかってくれる人はいなかった。