0001それでも動く名無し
2022/10/11(火) 02:45:58.28ID:gkQreWIdMまさに異例の措置だ。巨人では2日に今季全日程を終了し、ポランコら助っ人勢は続々と帰国。シーズンが終われば日本を離れることが通例だが、ウォーカーだけは違った。〝残留〟を提案したのは原辰徳監督（64）だ。すでに本人へ打診済みで、その理由を「本当にデー・バイ・デーで良くなってきている。（チームで）春のキャンプもやっていないし、日本には秋という最高の期間と時間がある。ちょっと残ってやってみないかと」と説明した。
ウォーカーは昨季まで米独立リーグで2年連続のMVP。ただ、その実力はまったくの未知数だった。新型コロナの影響で春季キャンプも参加できず、アリゾナ州でのミニキャンプを経て3月上旬に来日。守備に欠陥を抱え、開幕当初は代打要員だった。しかし、徐々に打撃で頭角を現し、最終的には124試合に出場して打率2割7分1厘、23本塁打、52打点と上々の成績。技術向上への貪欲さは人一倍で、毎日のように若手に交じって早出練習に取り組み、送球面でも見違えるような進化を遂げた。
指揮官も本人の姿勢は高く評価しているが、何よりも無限のノビシロを感じたからこその〝帰国延長〟だろう。「侍との試合に出てから帰ったらどうだと」（原監督）。チームでは10日から31日までジャイアンツ球場で秋季練習、11月6日には東京ドームで侍ジャパンとの強化試合が予定されている。
今季の課題を洗い出し、来季に向けた鍛錬の場となる秋。ウォーカーのサクセスストーリーはまだまだ続く。
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