イスラエル国籍の被告の男が10月11日朝、横浜拘置支所で死亡しました。

弁護団によりますと、心臓に持病があり、診療を要望していましたが横浜地裁が認めなかったということです。

死亡したのは、おととし覚醒剤取締法違反などの罪で逮捕・起訴され、横浜拘置支所に拘留中だったイスラエル国籍で東京都に住む、テネンボイム・アムノン・ハノフ被告60歳です。

弁護団によりますと、アムノン被告は、拘留されたおととし11月から家族などとも接見が禁止され、精神的に非常に弱っていたということです。

また、心臓に持病があり、ことし春頃から、胸や肩の痛みなど、体調不良を訴えることが増えたことから弁護団は医師からの診断書をもらい、外部の専門医の診療を受けられるよう求めましたが横浜地裁は認めませんでした。

アムノン被告は、11日午前6時前、息をしていない状態で見つかり、搬送された病院で死亡が確認されました。

死因について、今後司法解剖を行う予定だということです。

「この対応は、やはり私は、非人道的、そして人間性に対する甚だしい冒とくだと思います。 今回のこの出来事は、日本の司法の問題だと思います」(弁護団・高野隆弁護士)

今後の対応についてはイスラエルにいる遺族と話し合いながら決めていくということです。

10/11(火) 19:37配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/36b4e480af856bf2b985f8afd2114473c4f6b3a7
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