13日付けで競走馬登録が抹消され、優駿スタリオンステーションで種牡馬となることが発表されたチュウワウィザード(牡7)について、一夜明けた14日朝、大久保調教師が改めて厩舎の功労馬への思いを語った。

「JBCクラシックを目標にしていましたが、右前に繋靭帯を発症。もともと種牡馬への道が決まっていたこともあり、引退となりました。ひとつ悔やむことがあるとすれば、新型コロナウイルスによる影響で5歳時にドバイへ行けなかったこと。あの時が一番状態が良かったから…。でも、本当によく頑張ってくれました。子供たちの世代にも期待したいです」

同馬は20年チャンピオンズCを筆頭に、交流も含めてダートGⅠで4勝をマーク。21、22年と2年連続で挑戦したドバイワールドカップでも2、3着と好走し、年齢を重ねても衰えることのない走りでファンを魅了した。結果的に6月の帝王賞(2着)がラストランとなったが、種牡馬としての第2の馬生にも期待したい。
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