『古事記のおかしなとこ』

①勅撰史書であり和銅5年に天皇に奏上された(と古事記序文は自称している)筈なのに、正史とされる「日本書紀」や「続日本紀」には古事記のコの字も出てこない。

②天武天皇が編纂命じた(と古事記序文で自称している)筈なのに推古天皇[~628]の代までしか書かれていない。

③先に『古事記』が出来た筈なのに、「日本書紀」と天皇の没年齢が一致しない致命的なミス。
→日本書紀の編者は古事記を参考にしていない?

④『古事記』は、勅撰史書の筈なのに【無官】で日本書紀や続日本紀に登場しない謎人物「稗田阿礼」が編纂している。

(1)本当に太安萬侶が文学性豊かな『古事記』の撰録者であれば全4500種が集まった『万葉集』の歌の中に一首ぐらい彼の歌があって当然だと思うが、無い。
(2)稗田阿礼も日本書紀や続日本紀に登場しない。