米アトランタ地区連銀のボスティック総裁がここ数年、連邦準備理事会(FRB)の倫理規定で禁じられていた期間中に私的な金融取引を行っていたことが分かった。
財務開示書類を2017年の総裁就任時にさかのぼって修正した。

添付したメモでボスティック氏は、資産運用を第三者の運用会社に委託していたため詳細を認識しておらず、こうした取引は誤って起きてしまったと説明した。

メモによると、ボスティック氏は総裁就任以来、資産運用を自身が指示できない管理口座に移しており、米連邦公開市場委員会(FOMC)前のブラックアウト期間中などに行われた取引について、そのタイミングなどを関知していなかった。
また、2021年の米国債ファンドの保有額がFOMCの規則で定められた限度を超えたことも認識していなかったという。