0001それでも動く名無し
2022/10/15(土) 18:11:25.27ID:3WWqVjjyhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cc81949f8e57fba4ab2e19852729cfda2f46a765
プーチン露大統領は14日、カザフスタンで開かれた旧ソ連諸国で作る「独立国家共同体」（CIS）の首脳会議で、中印なども参加する枠組みの「上海協力機構」（SCO）とテロや汚職対策で協力を深めたい考えを示した。今年後半に入り、CIS加盟国同士の武力衝突が相次いでいることから、より幅広い地域協力の枠組みを持ち出すことにより、旧ソ連地域の安定化を図る狙いとみられる。
アゼルバイジャンとアルメニアは共にCISに参加しながらも、係争地ナゴルノカラバフを巡り、30年以上にわたり紛争を続けてきた。9月中旬に再び武力衝突を起こし、200人以上の死者を出したと伝えられている。同じくCIS加盟国のタジキスタンとキルギスも国境問題を解決できず、9月中旬に戦闘を再発させて、100人規模の死者を出していた。
CIS加盟国同士の衝突が止まらない状況を受け、プーチン氏はCIS首脳会議に先立ち、13日にアゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談。同日にタジキスタンのラフモン、キルギスのジャパロフ両大統領とも3者会談を催し、紛争の再発防止を呼びかけた。
これらの国が衝突を繰り返す背景には、ウクライナ侵攻を始めたロシアがCIS加盟国に駐留させていた部隊の一部を引き揚げるなど、この地域に「力の空白」を生んだことが関係している模様だ。そのためロシアは中印なども参加しているSCOの枠組みも利用して、CIS加盟国が武力衝突を再発させない「重し」にしたい狙いのようだ。
CISは1991年12月のソ連崩壊前に創設され、最大時は旧ソ連12カ国が参加していた。しかし2008年にロシアと武力衝突したジョージア（グルジア）が翌09年に脱退したほか、ロシアから侵攻されているウクライナも事実上、参加を取りやめている。一方、SCOは01年、ロシア、中国と、中央アジア4カ国により創設され、17年にインドとパキスタンが正式加盟した。23年にイランが正式加盟を予定するなど、影響力を増している。
