CSファイナルSで敗退したソフトバンクが今オフ、大型補強に乗り出すことが15日、分かった。海外フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム・近藤健介外野手(29)を獲得調査。国内FA権を取得したDeNA・嶺井博希捕手(31)の動向も注視する。
またメジャー復帰も視野に入れるロッテのロベルト・オスナ投手(27)の調査も進めている。


 悪夢の「10・2」で悲願だった2年ぶりの王座奪還を逃し、CSでもオリックスに力の差を見せつけられた。
球団は来季に向け、次なる手を模索。補強の目玉は2019、20年に最高出塁率のタイトルに輝いた近藤だ。争奪戦も予想される中、FA宣言した場合に備え、水面下で調査を進めている。

 近藤は今季、故障もあり規定打席こそ届かなかったが、例年3割を超える打率に加え、高い出塁率が持ち味の外野手。
今季、ソフトバンクの外野は柳田、グラシアル、柳町、ユーティリティーの牧原大らを軸に回った。故障で長期離脱した栗原、上林らタレントは豊富だが、近藤が加われば層は厚くなる。栗原は三塁での起用も検討されそうだ。

 正捕手の甲斐に次ぐ、「第二捕手」として嶺井の動向も見守っている。今季は自己最多の93試合に出場。東浜とは沖縄尚学高と亜大の1学年後輩に当たり、「沖縄バッテリー」の復活もありそうだ。

 今季途中にロッテに加わったオスナはシーズン終盤に守護神を務め、ソフトバンクも苦しめられた。アストロズ時代の19年にはMLBのセーブ王にも輝いており、米メジャーを含めた争奪戦も予想される。来季3年ぶりの王者奪還に向けて、今オフは積極補強に動く。

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