0001それでも動く名無し
2022/10/16(日) 13:02:28.04ID:pFYtlJGT0【写真】札幌東シニア時代の茨木秀俊
中学時代に所属した札幌東シニアで全国舞台を経験するなど、道内では世代屈指の好投手だった。札幌市内の実家から通学できる高校からも誘いがあり、父・幸雄さん(53)は「性格的にはこっち(北海道)に残ると思っていた」と振り返る。しかし、2か月間熟考の末に本人が選択したのは新潟行き。「プロに行くために自分に合う環境だと思った」と、日本ハムなどで活躍した芝草宇宙監督(53)の下でプレーする道を選択した。
幸雄さんが「野球バカ」と表現するように、幼い頃からとにかく野球が好きだった。札幌東シニアの高谷博志監督(54)は「何も教えていないのに走者を背負った場面を想定して投球練習をしたり、とにかく探究心がすごい。この部分は他の選手に比べて抜けていた」と舌を巻く。茨木も「うまくなるには、ただ練習するだけでは意味がない。常に細かいところを意識している」と、食事、睡眠以外の多くの時間を野球に費やしてきた。
出生時、体重4600グラムの「ビッグベイビー」は、182センチ、85キロのたくましい体格に成長。12球団から調査書を受け取るドラフト候補になった。「指名されるかは分からないが、楽しみな気持ちが大きい」。約2年半前、夢を叶えるために親元を離れた右腕。指名の瞬間を今か今かと待ちわびている。(島山 知房)